インフレターゲットをカバーする資産運用方法
昨日はインフレになるとお金の価値が下がってしまう
というお話をしました。
2%のインフレターゲットが続くなら現在の所持金を
100万円とした場合5年後には110万円、10年後
には121万円に増やしておかないと資産は目減りして
しまいます。
これではリスクのない金融商品で運用してもぜんぜん
おいつきません。
定期貯金で運用した時の運用結果
例えばゆうちょの1年定期(金利0.035%)で運用した
場合で計算してみます。
5年後が1,001,800円、10年経っても1,003,500円です。
これではお話になりませんね。
他銀行の定期預金などで運用した場合も、どこも同じ
ような結果になります。
ということで今日は日経225先物取引を対象にした
ステムを使ってインフレに負けない運用について
シュミレーションしてみます。
日経225先物システムで資産運用シュミレーション
システムにはついつい一攫千金の夢をみてしまい
がちですが今回は堅実な運用の検証です。
運用はミニ先物を対象にするものとして話を進めます。
物価上昇率が2%の時に運用資産の元本を1000万円と
するならば1年間で20万円増やさなくては資産が目減り
することになります。
年間20万円の利益を残すにはミニ先物で200円の利幅
が必要です。
先物取引には手数料がかかりますので
これに手数料分も加算します。
取引は手数料が安いクリック証券を使い1日1回
取引したと想定して計算します。
78円×244回=19,032円
この金額をミニ先物の利幅に換算すると
約195円になります。
これに先ほどの200円に足した395円が
年利2%を達成するために必要なミニ先物の
利幅ということになります。
年間で395円ということは月あたりにすると
約33円です。
先物取引に馴染みがある方なら、これがかなり
低いハードルだということがわかるはずです。
月あたりのシステム利幅33円という条件は
私が検証しているほとんどのシステがクリアして
います。
しかし、元本保証のない先物取引で全資産を
運用するというのは危険なので、先物で運用する
資産の比率は抑えなければいけません。
そうなると33円という数字も変動しますので
運用する資産割合をもとに年利2%をクリアする
システムを選んでみます。
先物システムで運用する資産割合
保有資産の合計にもよりますがまだ資金が少ないとしても
運用にまわすのは最大で50%以内に抑えるべきと思います。
資産が増えてきたらこの割合を10%~20%くらいまでは
下げたいところです。
ということで今回の検証では資産1000万円、運用元本
90万円(資産割合9%)という条件でシュミレーションして
みました。
※1日1回の取引として手数料を含めた利回りです。
※公開期間とはシステムが一般公開されてからの期間です。
これらが総資産の9%を運用にまわしてで年率2%
(直近1年)超えを達成したシステムです。
半分以上が10%超えの利回りですから今の世の中の
情勢からするとかなり魅力的な利回りですね。
さらにリスクを下げたいという方もいるでしょうから
運用比率6%と3%にした時のシュミレーションも試して
みました。
※1日1回の取引として手数料を含めた利回りです。
※公開期間とはシステムが一般公開されてからの期間です。
運用比率3%でもインフレターゲットをカバーできる
システムがたくさんある事がわかりました。
運用比率3%は1000万円のうち30万円だけを運用に
まわすということですから、リスクも小さく抑えることが
できますので先物システムをアセットアロケーションの一つ
に検討してみてはいかがでしょうか?
PS
9%(90万円)を運用に回せるなら3つのシステムに運用を分散
することでリスクがより低減できます!
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